健康長寿 ー 日本とスイスに学ぶ

日本とスイスはともに高齢化社会という課題に直面しています。それは、ヘルスケア、ウェルネス、そしてコミュニティの未来にとって何を意味するのでしょうか。

長生きが当たり前にもなってきた現代において、長寿ランキング世界3位の日本と6位スイスは、ともに平均寿命が83歳(世界銀行、2022年)を超えており、世界をリードする存在です。両国ともに平均寿命が長いのは、屋外の活動が多い活発なライフスタイルと、予防医療、定期的な検診、高度な治療を重視する堅牢な医療制度のおかげです。

世界的な高齢化に伴って、医療制度にひずみが生じ、年金・退職金制度の負担が増え、労働年齢人口が減少し、住宅・交通機関・コミュニティ施設をバリアフリー化する必要性が生まれるといった社会的な課題に直面するようになりました。さらに、虐待やネグレクト、搾取から高齢者を守ることや、高齢者に優しいコミュニティづくり、デジタルデバイド(ITを活用できる人とできない人との間に生まれる格差)がもたらす社会的孤立やエイジズム(年齢に基づいた偏見や差別)の防止も、取り組まなければならない重要な課題です。

このイベントでは、日本とスイスの専門家、研究者、さまざまな関係者が一堂に会し、健康、ウェルネス、高齢化に対する両国の取り組み方を検証することで、健康長寿の秘訣と課題を掘り下げ、共通点や独自の戦略を明らかにします。プレゼンテーションとパネルディスカッションを通して、講演者たちは3つの重要な問いに迫ります: 私たちは何を知っているのか?それは何を意味するのか?何ができるのか?

日英同時通訳あり

プログラム

2024年9月17日(火)

17:45   開場

18:00  開会のご挨拶

18:05   A Close Followerスイスの長寿と高齢化ハンス・グロス

18:20   長寿国日本 その秘訣と課題阿久津靖子

18:35  グローバルな視点から見るウェルビーイングと長寿トーマス・ツェルトナー

18:50  パネルディスカッション モデレーター:フローリアン・コールバッハ

19:25   専門家のご意見

樽見英樹(日本年金機構副理事長、元厚生労働事務次官)

清家篤(日本赤十字社 社長 , 経済社会総合研究所名誉所長)

– 21:00   ネットワーキングレセプション

スピーカー

モデレーター

コメンテーター

Organizers

 

Contact for inquiries: [email protected]

このイベントは、「Swiss Vitality Days(スイス・バイタリティ・デイズ)」の一環として開催されます!

Swiss Vitality Days 2024は、国交樹立160周年記念事業のひとつとして、スイスと日本のさまざまな関係者に参加・交流していただくことを目指す、対話や知見の交換のための特別なプラットフォームです。2024年9月中旬から10月末までの間に、さまざまなイベントが開催され、研究、学術、ビジネス、ガバナンス、経済、金融、文化、芸術など、多面的に「Vitality(バイタリティ)」を探求します。

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Sponsors

  • The Adecco Group

  • ビューラー株式会社
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  •  スイス インターナショナル エアラインズ

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  • チューリッヒ保険会社 / チューリッヒ生命保険株式会社